「周遊券」という言葉をご存じですか?この切符国鉄時代のまだマイカーが夢だった時代に、「旅行」といえば「汽車」に乗ってという時代に生まれた文字どおり観光地を幾つかまわるきっぷでした。様々な割引制度があり現代のお得きっぷの元祖と言っていいきっぷでした。
実は現代にも「周遊券」から「周遊きっぷ」と名前を変えて残っています。今日ご紹介するお客様の笑顔は、私が実物を見た中では一番長い一筆書きの「南千歳(北海道)から大阪」までのきっぷを持った大阪のお客様。その経由を見てください、東日本を蚊取り線香のようにくるりと回り天橋立から皆生温泉、倉敷を経て大阪に戻る凄いきっぷなのです。
実はこの御客様に一度会っていました。昨年の寝台特急はやぶさが無くなる一日前の車内で。今回北海道からの帰りに一旦経路上の大阪で仕事をして、タンゴエクスプローラーの前面展望が楽しめる「先頭車の13-A」の席で来られました。素敵なお話しありがとうございました。
↓周遊きっぷを持ってにっこり。
↓これがそのきっぷ、凄い経由と記念にも成る下車印が羨ましい!
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