日本酒と正面から向き合うと見えてくるのは・・・・。
日本酒好きの方もそうでない方も、一度試してほしい飲み方があります。
それは6勺程度の日本酒をお食事のコース・内容にそれぞれあわせて飲むと言う楽しみ方。 案外、いやほとんどの方がお酒単体でかなりハードルの高い先入観を持ちながら評論家のように味わい「このお酒はきつい、アレは辛い」なんて言う評価をされてます。
お酒というのは飲み合わせ食べ合わせで味わいは確実に変わります。 それを、これはこうだ!こういう味だ!甘いだ、辛いだと決めつけてしまうのもったいなくないですか?
体調や食べ合わせ、飲むお酒の順番でも味わいは変わるものです。
せっかくお酒を楽しめる場にお越しいただいたのですから難しい顔をして「お酒の評論家」にならず、笑顔で楽しんでください。飲む前に「あまり酒わからないから」などそんなバリアーも張らなくて良いです。
とにかくお酒とお食事を楽しんでください。あなたにお勧めのお酒お選びします。お気軽に!
↓心を込めてつくられた酒は美味しい料理と合わせて心で飲むべし。
日本人の味わい方はもったいない。
私は日本三景という土地柄外国の日本酒好きのお客様のお相手をさせていただく機会も多いのですが、そんなとき外国の日本酒&ワイン好きのお客様と話しててつくづく思うのが
☆日本人て No1が好き(他人の評価の鵜呑み)
☆すぐに、これより、こっちって順番つけたがる
☆先入観がすべて
☆CMやnetの情報でメーカーの売りたい酒戦略にはまりやすい
☆その時の1番美味しいのとそれ以外に分けちゃう
☆その場にないお酒を引き合いに出す
☆飲みやすいとか綺麗な酒とか抽象的な表現が多い
そんなのやめて 、もし自分的に70点のお酒に出会ったら
「このお酒、この食べ物よりアレに合わせてみたいなあ」
と前向きに考えてほしい と思う主人であります。
↓米・水・造り・風土。それぞれの土地に個性豊かなお酒が生まれるのです。
弊害の多いnet情報とCMにだまされてはいけない
現代のnet社会で特に思うのが、他人の評論がいつの間にか自分の意見になっていること。 CMも同じ。これから売りたいものを「流行」と錯覚しては駄目です。これらホントに多いです。味わいまでもnetにあった評論丸暗記のようなコメント 、自分ではそのお酒飲んでないのに。
そんな方に私が一番おすすめするのは「まず、これ飲んでみてください」です。
季節やお客様によっておすすめするお酒はもちろん変わりますが、純米酒や吟醸酒の先入観を捨てて自分で飲んで感じてみてください。 味わってみてください。
醸し手は誰一人として「飲みにくい酒や、汚い酒」を目指してつくってません。
どうか、先入観は捨てて酒と向き合ってほしいのであります。
酒匠の一途な思いは「私が精一杯通訳します、お酒を楽しんで下さい」です。
↓現代に古来の手法を取入れた木桶づくり。手間をかけて美味しく醸します。
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