酒匠とは一体何?

「お酒」の学びと楽しみを総合演出する資格

宿主が「酒匠」としてお酒とお食事のうんちくを語ります

日本酒ソムリエ=「酒匠」

 「酒匠(さかしょう)」とは日本酒サービス研究会-SSI-・酒匠研究会が認定するワインの世界でいう「シニアソムリエ」にあたり、「利酒師」「焼酎アドバイザー」の上級資格です。日本酒や焼酎、和製リキュールの食事に合わせた提供をお任せいただける資格を有する者の呼称です。

酒のイメージ

 日本酒・焼酎は「きつい」「悪酔いしやすい」などの誤解をもたれていたり、「甘口」「辛口」だけで語られるケースがまだまだ多いですが、「食事に合わせてお酒を選ぶ楽しみ」を、ぜひ実践していただきたいのです。

 日本酒は日本人の文化・智恵の素晴らしさを感じることのできるお酒です。酒匠は、単純にお酒という側面だけでなく、お食事と合わせて総合的に演出するお手伝いをいたします。

83人目の酒匠(世界で)

じゅあん

 私が考える「酒匠」の仕事の一つに「蔵とお客様の通訳」という役割があると思います。
 吟醸や純米というグレードや、カテゴリーの表記だけではわかりにくいお酒を「食事に合わせる」というこだわりを持って選び、お楽しみいただく。

 「旨い酒を作りたい」という作り手の思いや努力、出来た土地のお話など、そのお酒の成り立ちをも旨みに変えていきたいと思っています。

 酒匠から一途な思い

「お酒のある楽しい時間をお過ごしいただきたい」

 世界で83人目の酒匠に認定されたまるやすの宿主が、お酒との出会いを演出させていただきます。

酒鮮の宿として

 地元の米と水で仕込んだ純米酒や、地元の米・栗・黒豆・芋でつくった焼酎、厳選した各地の焼酎や泡盛、梅酒などの和製リキュール類など・・・。これら素晴らしいお酒とともに、日本海宮津港にあがった新鮮な海の幸を食していただく。

 まるやすの宿名にある「酒鮮」とは、お酒を地元の新鮮なお魚と「合わせる」ことでその旨さをさらに体感していただきたいという思いから生まれた創造語です。丹後ならでは新鮮な魚介類とともに、お酒をお楽しみください。

酒鮮の宿について詳しくはこちら

テイスティング能力をさらに高める

 酒の懐の深さを楽しみながら、学んで欲しい。間違って思い込んでいることを学ぶことによって改め、よりお酒に対する充実感を感じて欲しい。

 これらの思いを、お客様にお伝えするにはどうすればいいのか・・・。

 酒匠である宿主は、単に思いの強さだけでは伝わらないと考え、そこにお酒に関する「確かな実力」が必要だと確信しました。それを目指し、実現したのが・・・

世界で32名 SSI研究室専属テイスター

 SSI研究室専属テイスターは、酒匠のテイスティング能力を最上位まで高めた資格です。
 まるやす宿主はあらゆる酒蔵をまわって、常に旬の味をためしています。「今おいしいお酒」を提案するには、机上の知識だけでは不十分。既成概念でおいしい、を決めず、舌で確かめるのが最も確実です。

 酒匠であり、日本酒学講師であり、SSI研究室 専属テイスターである宿主と共に、お酒を楽しむための学びを体験してください。

常に新たな企画に取り組みます

 たとえば、2泊3日でお酒を学びながら宿泊する、といったような「カルチャー宿泊の企画」など、まるやすは今後も新たな企画に取り組んでいく予定です。

 お酒は、奥が深い。だから、こんな風に思うのです。

  • お酒を甘い、辛いだけで判断しない
  • 「これが一番うまい」という捕らえ方をしない=適酒適食
  • いつもビールだから「ビール」は勿体ない
  • 日本酒苦手だから、と思い込まない
  • 今ある知識だけで満足しない
  • 日本酒と料理を合わせて楽しむ

 既成概念を捨て、確かな実感をもっていただきたい。しかし、これらの思いは単に言葉だけでは伝わらない。だからこそ、まるやすは様々な取り組みにチャレンジしていきたいのです。

 まるやすの宿主は、凝り性です。
 けど、凝り性は当たり前。これからも、よりよい旅の演出のため、もっと欲張りに。人とは違う体験をしたことに幸せを感じられるような総合演出を目指し、日々精進して参ります。